日本ログハウス協会では、7月11日につくば市の土木研究所において、ログハウスの実大振動実験を行いました。 実験は、1回目が中地震レベルの振動実験を行い、2回目には、阪神・淡路大震災並の巨大地震レベルの振動実験を行いました。 実験の結果は、変形角1/71rad、変位3.8mmを記録し、XY2方向の内、1方向については、ログ壁による減衰効果が確認できました。 実験後の外観の変化は、内外に長さ10~15cmの亀裂が2カ所ずつ入った程度でした。 3回目の実験では、巨大地震レベルの1.5倍の強さで実験を行いました。 加震中の建物の揺れは大きなものでしたが、終了後の外観変形は、建物の傾きが数mmと亀裂が数カ所というもので、現実に発生する可能性の非常に少ない巨大地震波でもログハウスの安全性が確認されました。 この実験のご指導をいただいている、慶應義塾大学の坂本教授からは、ログは元々地震に強いと思っていたが、そのとおりの結果が出ました。また、武蔵工業大学の大橋教授からは、ログは、想像以上に硬い構造でしたとの感想がありました。
躯体サイズ7.28m×7.28m 材質国産杉材
この事業は、
1.(財)日本住宅・木材技術センターが国土交通省の助成を受け、日本ログハウス協会と共同して実施したものです。
2.当協会が負担する経費は、協会員に負担金を求め、納入された負担金で、事業実施をしております。
3.本事業の実施にあたり、協賛会社8社から、部材による協賛、金銭協賛を受けております。
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