木の知識 ■高級な木もヒノキ、安物の木もヒノキという話
一般に桧は高級材と思われていますが、実は土木、造園業界では安物の木というのが常識です。例えば住宅建築土地の測量等するときの先をとがらした丸太がヒノキとすぎです。公園や道路の樹木を支えている木や横に支えている木もすぎとヒノキです。この直径が5−10センチぐらいの木がいま問題になってきている間伐材なのです。柱などにつかわれる一人前のヒノキになるためにはその山で間引きをしななければなりません。しかし、人手不足、不採算などの理由で間引きがやりにくくなっているのです。おおげさに言えば山では測量杭のような材料は価格は0円で最終ユーザーに渡るときの価格は運賃の費用だけということになります。そりやそうでしょう先をとがらせる加工をして1本150円(長さ1M直径7センチ)ぐらいのものですから。いまどき長さ1Mのくらいのもので150円で買えるものがありますか。 ■