木の知識 |
■木の世界の生存競争 |
芽の出たものすべてが育つのではなく、一定の割合の木しか育ちません。生き残るものが「優生木」、枯死してしまうのが「劣生木」といいます。天然林が100本芽を出してとしても、生長段階に応じて減っていき、最終的に残るのは5−10本です。どうしてそうなるのかは自然の理というしかありません。10年目ぐらいから植物の生存競争は始ります。この時期に生長が何らかの事情で遅れると他の木の樹冠の下で陽光が十分に受けれず、光合成が行われないため、枯死してしまうのです。これも一種の弱肉強食の世界といえます。(人工林では天然林ほど生存競争は厳しくありません) |
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