■グルーブのカット
 グルーブのカットにも、メーカーやビルダーによってさまざまな方法がありますが、Uグルーブが一般です。

Mグルーブ
Mグルーブカットは、グルーブのラインにそって内側(即ち丸太の芯)に向か
ってチェンソーで15〜20mmの深さのラインを入れます(両方のライン)。そのラインのエッヂ
から内側に50〜60度ほどバーを倒してグルーブをカットします。ログエンドから15〜25cm以内
(ログの太さやデザインカットにより変わる)に止めます。これはMグルーブだとログエンドの
木口にそのグルーブの隙間が見えるのを隠すとともに、木口から水が入るのを防ぐためにUグル
ーブにします。
Uグルーブ
Uグルーブラインにそって50〜80度(ログの径にもよる)にバーの先を立て、浅く2本のラインをいれ、
バーを横に倒してラインの間をカットします。
マシンカットログでは、このUグルーブが多い。
Vグルーブ
VグルーブもUグルーブと同じ要領でカットしますが、ログエンド部分はUグルーブとします。
以下同様にカットして組み上げていきます。
本実――このグルーブはプレカットログに多く加工されています。とくに角ログ、 板ログはほとんどがこの加工です。
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