グルーブのカットにも、メーカーやビルダーによってさまざまな方法がありますが、Uグルーブが一般です。
Mグルーブカットは、グルーブのラインにそって内側(即ち丸太の芯)に向か ってチェンソーで15〜20mmの深さのラインを入れます(両方のライン)。そのラインのエッヂ から内側に50〜60度ほどバーを倒してグルーブをカットします。ログエンドから15〜25cm以内 (ログの太さやデザインカットにより変わる)に止めます。これはMグルーブだとログエンドの 木口にそのグルーブの隙間が見えるのを隠すとともに、木口から水が入るのを防ぐためにUグル ーブにします。
Uグルーブラインにそって50〜80度(ログの径にもよる)にバーの先を立て、浅く2本のラインをいれ、 バーを横に倒してラインの間をカットします。 マシンカットログでは、このUグルーブが多い。
VグルーブもUグルーブと同じ要領でカットしますが、ログエンド部分はUグルーブとします。 以下同様にカットして組み上げていきます。 本実――このグルーブはプレカットログに多く加工されています。とくに角ログ、 板ログはほとんどがこの加工です。