■基礎工事
@一般木造建築と違い、建物の重量(とくに耐力壁)が相当量あるので、RC造にしなければなりません。
A耐力壁の重量は、技術基準・同解説P43表3−2により、十分勘案することが大切です。とくに建設地域
 によっては凍結深度をよく調査の上、凍結深度以上の深さにしておくことはもちろんです。
B雨、霧からログ耐力壁を守るためにも、基礎の高さはなるべく高くするほうがよいでしょう。
 アンカーボルトは、直径13mm以上で基礎への定着(埋め込む)部分がその径の25倍以上、その間隔は2m
 以下、土台端部及び継ぎ手から45cm以内の範囲にします。
C布基礎の幅及びフーチンも、ログの太さなどにもよりますが、安定した大きさが必要です。
A.布基礎
一般地域
平家建 b=30cm
小屋裏利用2階建 b=45cm
多雪区域
平家建 b=45cm
小屋裏利用2階建 b=60cm
(注)1.布基礎各部の寸法のうち( )内の寸法は
    一般的な参考例であるので布基礎の深さ及び
    底盤の幅等の決定にあたっては荷重条件及び
    基盤の地耐力等を勘案して適切なものとする。
   2.横筋のうち上下主筋はD13(13φ)その他の横
    筋及び縦は筋D10(9φ)とし、鉄筋の間隔は
    300mmとすることを標準とする。
B.独立基礎 D換気孔の取り方にもよりますが、荷重のかかる所で換気孔の角にヒビの入っているのを見かけることが  ありますが、最近は土台に換気孔を開ける方法も取られています。 E支柱と基礎の取り合いは、スクリュージャッキを用いる方法が、一番多く採用されています。 スクリュージャッキは、柱の上部と下部のどちらに取り付けます。(→P130協会扱い金物)
※連絡やその他のミスから、建物の寸法と基礎の寸法が違っていることがありますので、十分な ※打合せと確認をしておくことが大切です。 各作業にもどる

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