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ログハウス施工マニュアル

ログハウス用語

※印はハンドカットログのみ利用
用 語
説 明
アイランド(Island) 設備機器、住器などを壁から離して取り付けること。
アウトリガーログ(Outrigger Log) 主に切り妻の場合、一解り跳ね出したロフトの床、桁などでロフト部を広くするため、 また庇の出が大きい場合、出し桁として利用する。
あおりどめ金物 屋根垂木などで風圧のかかる所に取り付けるひねり金物(またはマーク金物)。
校倉構法 木を横に重ねて組んで建てる構法(正倉院等)。
アックス 斧。「よき」ともいう。
インシュレーション(Insulation) 断熱材、防音材、シール材などのこと。
ウエッチノッチ ※ダイヤモンドノッチともいう。サドルノッチの下にもスカーフを入れたもの。
よくフィットし、狂いもなく綺麗である。
ウッドシングル 木製のシングル(屋根板)。
オーバーハング(Overhang) ※上のログが下のログよりも太い時におこる現象。また、アウトリガーさせた屋根(庇)の現象など。
開口部 壁面を切り取り、窓、建具を入れたり、出入り口の部分とアーチ部など。
角ログ 丸太の断面を正方形や長方形に加工したログ材。
仮組 ※ログ部分を建築現場以外のログサイトでカットしながら、仮に組むこと。
含水率 木材に含まれている水分量の比率。水分計で測定する。20%以下が望ましい。
間伐材 森林造成の途中で間引く材。
カープラー 通しボルトを締め付けるために基礎に入れる箱金物。
キーウエイ キーボードを入れる溝。
キーボード(キー) キーウエイに入れる板。
キックバッグ チェンソーを運転中、バーの刃先の上の部分に物が触れたりして跳ね返ること。
グルーブ(Groove) ログとログの長さ方向の隙間をフィットさせるために、上のログにつくる溝。
グルーブカット 前記グルーブのカット。
ゲーブルドーマー 切り妻の小屋根の窓。
ゲーブルルーフ 切り妻。
コーキング(Cauking) 丸太間などのすき間を埋めるための粘着質の材料。
コーチボルト セトリング対策のため、階段の下部へスライド式蝶番とともに取りつけるボルト。
告示第1126号 平成2年5月31日に出された告示で、859号の改正版。面積、高さ、丸太径などが改正された。
告示第859号 昭和61年3月29日より施工上の技術基準の規定さえ満たされれば、 建設大臣の特殊構造物の認定(建基法38条)を受ける必要がないという告示。
こぐち(木口、小口) 木材の両端の断面側。
こば(木端、小端、木羽) 木口でないほうの横の面、繊維方向の狭いほうの面。
サドルノッチ ※ノッチの項参照
38条(通称サンパチ) 建築基準法38条のことで、予想しない特殊の建築材料、または構造方法を用いる建築物については、建設大臣が法の規定によるものと同等以上の効力があると認める場合は適用しないとしている。
シェイク(Shake) 屋根材、ウッドシェイク(シーダーシェイクレッドシータンを柾目で平割りしたもの)等。
シェードドーマー(Shade Dormer) 片流れの庇式の小屋に窓を屋根面に設けたドーマー。
シーリングジョスト 天井を支える木。
シーリングビーム 梁。
シーリングファン ログハウスは、吹き抜けになると天井が高く、暖房の熱が小屋部に集まるので、空気を対流させ、これを防ぐためのファン付ライトがシーリングファンであるが、インテリアとしても使う。
シルログ(Sill Log) 一番下のログ、つまり土台の上のログ。
スカーフ ※レシーバともいう。サドルノッチやウェッチノッチなどのノッチ部分に行うカット。スカーフの入れ方の項参照。
スキット ログの加工時、丸太の下に敷く台。りん木ともいう。
スクエアーログ 角ログ。
スクライバー(Scriber) ※コンパスにXY軸の水平器を取り付けたもので、ハンドカットログのカットには必ず必要な道具。ある物の表面の形を他の物の表面に正確にうつす道具。
スクライブ(Scribe) ※上記のスクライバーを使ってノッチ部やグルーブの線を下のログにうつし取る作業のこと。
スクリュージャッキ(Screw Jack) ログとポストの併用の場合、耐力壁のセトルダウンをポストなどに取り付けてクリアーする金物。高さ調整金物。
スコアーリング(Scoring) ※ナイフ、ノミなどでスクライブラインに切り込みを入れて、チェンソーの毛ばたちを止める作業。
スタイローホーム ポリスチレンの押し出し発砲の難熱断熱材。
スタッフウォール(Stub Wall) 補強耐力壁。
スペースベード(Space Board) 天井板などの内装のためにビームやパーリンなどのスペースをあけるために使う板。
セトリングスペース(Settling Space) セトルダウンによる沈み(収縮)を開口枠の上部でスペースをあけて補う。
開口高の3~5%くらい(それ以下であけるメーカーもある)。
セトルダウン(Settle Down) ログの乾燥などによる収縮(沈み)。2~5年くらいかかる(丸太の径や角ログによって違う)。
太鼓挽き 丸太の上下を平行にカット(→断面の項)する。
耐力壁 丸太で組んだ壁。ログウォール(→P44基準法耐力壁の項)。
だぼ(Dowel) ログの横ずれを防ぐためのもので鉄、木製がある(→P45基準法だぼの項)。
ダブルスクライブ 上下に加工をするスクエアノッチなどの場合、ダブルスクライブが必要となる。
手間をはぶくため、二肢の両方に鉛筆をつけ、上下同時に線を描くこと。
チェンソー(Chain Saw) チェンが刃物となってまわる鋸。電動とエンジンがあるがログカットの場合は、電動ではできない(危険)。
チンキング材(Chinking) ログの隙間を詰める材料。土、漆喰、コーキングなど。
テーパー(Teper) 丸太の末口と元口の差。
テーパインカット 開口部の両サイドに入れるカット。
テンバーフレーム 柱、梁、頬杖を組み合わせた構法。
デザインカット(Design Cut) ログエンドのアーチカットなど。
デッキポスト 手摺りの柱。
テノン ほぞ。
凍結深度 凍結する地表からの深度、地域によって違いがある。
通しボルト 耐力壁のあばれや風圧などによる壁組の面外へのはらみ出しや破壊を防止するために、土台から桁ログまで通して設けることが、基準法に義務づけられている。
トップログ(Top Log) 耐力壁の最上段ログ。
トラス(Truss) 小屋の三角形の構造体
トリムボード(Trim Board) 開口部の枠材とセトリングスペースや断熱材の保護と雨じまいと額縁も兼ねる。
ドーマー(Dormer) 屋根の上の小さい出窓でロフトを広く使うためにつくるが、明かり取りや、デザインとしてもつくる。ピークドーマー、シェードドーマーなどがある。
ノッチ(Notch) ログとログの交差する部分に施す加工(→ノッチの項)。
ハーフログ 半分に割ったログで一番下に積むログ。
パーク 丸太の荒皮。
バーリン 母屋
破風 切り妻屋根の端の流れにそって付ける板。ログの場合は波模様などのデザイン的カットをすることが多い。
鼻隠し 軒、庇、垂木の鼻に付ける板。
壁、柱のない所に付けてロフト、屋根の荷を支える横架材。
P&P(Piece&Piece) ピース&ピース、ピエンピー、ピエンドピースともいう。柱構法のログハウスで、柱とそれに対する柱にキー溝を彫り、柱と柱の溝への丸太を横に落とし込んで積み上げていく軸組構法であり、筋違いが必要である。
ピーリング ※丸太の皮を剥ぐ作業。
ピークドーマー(Peak Dormer) 急勾配の山型をしたドーマー。
ピッチドログ(Pitched Log) 屋根の勾配に合わせて母屋、桁等に付ける傾斜で垂木の取り付けのため。
ヒップルーフ 寄せ棟。
フィニッシュスクライブ ※仕上げのスクライブ。
フィニッシュカット ※仕上げのカット。
フイラーログ ノッチのないP&Pのように積んだログ。
プラムライン(Plum Line) 地球の中心に向かう鉛直線、どの方向から見ても垂直な線(下げ振りの線)。
フラッシング(Flashing) 水切り。
プレカット(Pre Cut) 工場でノッチや断面などをカット製造して、現場で組立てる方式。
プレートログ 耐力壁の一番上のログ。
フロアージョイスト 床を支える大曵、根太。
フローリング(Flooring) 床材の一種。
ヘッドログ(Head Log) 開口部の一番上に乗るログ。セトリングスペースの付くログ。ヘッターログともいう。
ポスト 柱。
ポスト&ビーム構法(Post&Beam) 我が国の在来軸組構法と同じでログ材などで組む構法。
ライズ ランから棟木の芯の上までの距離。
ラン プレートログ(桁)の芯と棟木の芯との水平距離。
リカーブカット(Recurve Cut) ※ノッチの部分を上のログが確実にフィットしやすくするサドルノッチ、ウエッチノッチなどのカットの一つ。
リッチポール 棟木。
ルーフィング(Roofing) アスファルト製の防水材。主に屋根下地などに使用。
ルーフジョイスト 垂木。
ログウォール(Log Wall) ログハウスの耐力壁。
ログワーク ログ工事の仕事。
ログエンド(Log End) 丸太の端。ログではノッチ部から端まで。
ログゲーブルエンド(Log Gable End) ログハウスの妻部分を丸太で積み上げた壁。
ロッキングノッチ(Rocking Notch) Wスクライブノッチ。
ロフト(Loft) 屋根裏。
ワイデストポイント ※ラフカット後、上下のログとの幅(間)の最も広い部分。