2.作業に入る前に
2.1 ログハウス設計・施工についてまず注意・理解したいこと
1.施工にあたっては住宅金融支援機構発行の「丸太組構法住宅工事共通仕様書」並びに、ログハウス協会発行の「丸太組構法性能保証住宅特記仕様書」によることとします。
2.ログ(丸太)の建築現場に長大丸太の搬入が可能ですか。
3.広いログサイトがありますか(クレーン置場、材料置場など)。
4.材積量が普通の木造在来住宅の数倍の量となるので、木材集積場が必要です。
5.木材は地球上唯一の無公害天然素材ですので、2本と同じものはありません。
6.木材は乾燥する過程で、柾目方向に1~2%、板目方向に3~5%収縮します。
7.含水率が28% (繊維飽和点= FSP)以下くらいから、収縮や割れや狂いが生じます。
8.木材の「芯材」と「辺材(表面)」との水分傾斜が大きくなると、収縮による乾燥応力が働いて割れるといわれています。