1) | 腐朽 ないこと |
2) | 虫食い ないこと |
3) | 傷、穴 顕著でないこと |
4) |
曲り
曲りは部材の両木口を結ぶ外縁線からの最大矢高を測定し、材長に対する比で表すものとする。
曲りは材長の0.5%以内とする。
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5) |
割れ
貫通割れはないこと。
木口割れは、木口においては髄を超えてのびていないこと、さらに材面に延びたものはその長さが材長の1/3を超えないこと。
材面割れは、軽微なこと。
目回りは、髄から半径2cmを超える部分にないこと。 |
6) |
丸身
ログハウス部材の所定断面からの断面欠損を丸身とし、丸身は、ログハウス部材の設計断面積の10%を超えないこと。また、丸身はlカ所であり、かつ長さは60cm以下であること。なお、壁の水密性に影響を与えるような丸身はないものとする。 |
7) |
平均年輪幅
平均年輪幅は、等級により以下のとおりとする。
特等 8mm以下
1等 10mm以下 |
8) |
節
各等級における節径比は次の表に基づくこと。
なお、死節は顕著でないこととする。
特等 1等
単独節径比 40%以下 60%以下
集中節径比 60%以下 90%以下
節径比の計算にあっては、ログハウス部材断面に内接する面積最大の矩形断面に関して行うものとする。矩形断面を求める場合には背割を無視するものとする。したがって節径比はログハウス部材表面の節の心と髄を結ぶ直線が横切る矩形断面の辺長を用いて計算するものとし、節径比の計算は各材面ごとに行うものとする。
なお、節径比の計算においては傷、穴を節とみなして扱うものとする。
節径比(%)=100×ka/Bあるいは
節径比(%)=100×kl/Hの大きいもの
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9) |
繊維傾斜
部材の長軸に対する繊維傾斜は、特等にあっては1/8以下、1等にあっては1/6以下とする。 |
10) |
乾燥材、防腐処理材
乾燥ログハウス部材と表示する場合は、工場出荷時において含水率が15、20、25%以下のものをそれぞれD15、D20、D25と表示するものとする。
防腐処理等の薬剤処理の表示にあっては、JAS、JISあるいはAQの基準に準じるものとする。 |
11) |
その他
反りやねじは使用上支障のない程度とする。 |