3.作業
3.1 ピーリング
ピーリングには、大きくわけて2つの方法があります。ただ表皮だけを剥ぐ方法と丸太の辺材部も一部剥ぐ方法です。好みによって選ぶことが可能です。
作業のはじめは、丸太のピーリングからはじめます。カラマツなどのマツ類の根元部分の皮は、鬼皮といって厚みがあるのが特徴です。70年、100年となるにしたがって厚くなっているので、それだけよけいにピーリングに時間がかかります。アックス(斧)、ドローナイフなどでまず荒皮を取ってから仕上げますが、ケレンナイフを使用することによって、よりはやく楽に行えるようになります。仕上げは曲面カンナ仕上げすることもあります。
移動は主にクレーンによって行いますが、反転などの小移動は木廻し(ガンタ)(林業家、製材所などが使う)やテコの利用などによって行います。