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ログハウス施工マニュアル

(ハンドカットタイプの場合)

3.作業

 3.3 基礎工事

1.一般木造建築と違い、建物の重量(とくに耐力壁)が相当量あるので、RC造にしなければなりません。
2.建設地域によっては、凍結深度をよく調査の上、凍結深度以上の深さにしておくことはもちろんです。
3.雨、霧からログ耐力壁を守るためにも、基礎の高さはなるべく高くするほうがよいでしょう。アンカーボルトは、直径13mm以上で基礎への定着(埋め込む)部分がその径の25倍以上、その間隔は2m以下、土台端部及び継ぎ手から45cm以内の範囲にします。
4.布基礎の幅及びフーチングも、ログの太さなどにもよりますが、安定した大きさが必要です。
一般地域
平  家  建  b =30 cm
小屋裏利用2階建 b =45 cm
多雪区域
平  家  建  b =45 cm
小屋裏利用2階建 b =60 cm
注)
1.布基礎各部の寸法のうち( )内の寸法は一般的な参考例である。底盤の幅等の決定にあたっては荷重条件及び地盤の地耐力等を勘案して適切なものとする。
2.横筋のうち上下主筋はD13その他の横筋及び縦筋はD10とし、鉄筋の間隔は300㎜とすることを標準とする。
3.主筋の上端筋の位置が確保出来ない場合には、あばら筋の頂部にフックを設けるか、溶接が必要である。





 カプラー、換気孔とアンカーボルトとの関係も、よく勘案してからその位置を決定します。
5.換気孔の取り方にもよりますが、荷重のかかる所で換気孔を作ることはさけるべきです。最近はネコ土台(基礎パッキン)を採用する。
6.支柱と基礎の取り合いは、スクリュージャッキを用いる方法が、一番多く採用されています。メンテナンスの利便性を考えて取付位置を上部か下部を決定します。